INSIGHTS

現場から見た経営とお金の使い方

何にお金を使えば会社が良くなるのか分からない。過去の投資が無駄だった気がする。本音で相談できる相手がいない――経営者のこの悩みに、製造・生産管理・営業と複数の現場を歩いてきた目線で向き合います。これまでの投資も取り組みも、私は次の正しい一手を導く貴重なベースだと考えています。流行りの手法や見栄えではなく、「そのお金は、どの課題をどう動かすために使うのか」を一緒に考える。使う前に立ち止まるための、現場発の判断材料を置く場所です。

これまで使ってきたお金は、次の一手に活かせます。

記事に書けるのは、判断の型までです。何が効いて、何が動かなかったのか。それを知っているのは御社だけで、そこが次を選ぶ手がかりになります。初回はまず、これまでの経緯を伺うことに徹します。

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値上げの根拠は、自社の原価表でなくていい。国の指針は根拠資料を公表資料としている。
2026.09.18

値上げの根拠は、自社の原価表でなくていい|国が示す公表資料

値上げを言い出せない理由の上位3つは、どれも交渉が始まる前にあります。国の指針は、根拠に使う資料を「最低賃金の上昇率などの公表資料でよい」としています。自社の原価表は作らなくて大丈夫。東海の中小向けに、今日できる4行のメモまで整理しました。

2026.09.14

夏の電気代に混ざる国の値引き|予算は足し戻し、前年比は去年の分も

7〜9月に使った分の電気代・都市ガス代は、対象の契約なら国の値引きで低く出ます。予算に使う前に「使用量×国の値引き単価」で足し戻す手順と、前年比は去年の値引きも足し戻す点を解説。出す額は目安で、値引きを受けること自体は何も悪くありません。

2026.09.11

自社の支払いは何日後ですか|締め日ではなく受け取った日から数える

取引先への支払いは、締め日ではなく「納品を受け取った日」から数えます。フリーランス法に資本金の基準はなく、義務を負う側・守られる側それぞれに条文の線があります。自社の支払管理表で今日できる数え方を、条文の逐語とあわせて整理しました。

2026.09.07

固定費の一覧を作っても、1円も減りません|整理と整頓は別の作業

固定費の一覧表を作っても1円も減りません。それは「整頓」であって「整理」ではないから。減るのは「要らない」と決めたときだけで、決めるには判断の基準が要ります。厚生労働省の4Sから借りた区別を、紙とペンで今日から使える形にしました。

紙の手形・小切手の最終振出期限は金融機関ごとに違う。全国銀行協会の一覧923件のうち2026年9月30日は442件(同年7月31日時点)
2026.09.04

うちの銀行は、いつまで手形を振り出せますか|期限は金融機関で違う

紙の手形・小切手の「最終振出期限」は金融機関ごとに違います。全国銀行協会の一覧923件を数えると、2026年9月30日は442件。連携する愛知県内21行のあいだでさえ6か月開いています。自社の期限を無料で調べる手順を解説します。

契約書に「著作権はすべて譲渡」とあっても、27条・28条を名指ししていなければ、あとから作り替える権利は譲り渡した側に留保されたと推定される
2026.09.04

「著作権はすべて譲渡します」の一行で足りるか|契約書で探す一文

制作物の契約書に「著作権はすべて譲渡します」とあっても、あとから作り替える権利(著作権法27条・28条)は譲り渡した側に留保されたものと推定されます。文化庁が示す一文を自社の契約書で探す手順を、条文の逐語とあわせてまとめました。

愛知・岐阜・三重の経営者へ|現場から見た経営とお金の使い方。その支出は、上から何番目の手ですか。同じ課題に打てる手は4段階。上を空けたまま、下だけ足していませんか
2026.08.31

その支出は、上から何番目の手ですか|対策には4つの段階がある

同じ課題に打てる手には4つの段階があります。厚生労働省の安全衛生の指針から型を借りた、私の見立てです。「気をつけます」は上から3番目、「広告を足す」は一番下。ただし下=悪いではなく、順番の話。紙とペンで今日できます。

記事のアイキャッチ。紺色の背景に「うちの弱点は、本当に「集客」か。決算書の数字で確かめる、5つの面」という見出し。
2026.08.24

集客にお金を使う前に|決算書で自社の弱点を確かめる公的な無料ツール

「集客が弱い」と決める前に、自社の弱点がどこなのかを確かめる手順です。中小機構の経営自己診断システムは登録不要・無料。収益性など5つの面で同じ業種の法人と比べられます(成長性は前期の数字が必要)。前提と限界、今日やる1手まで書きました。

うちはデジタルに、年いくら払うのが普通か|平均と中央値で結論が反転します
2026.08.20

うちはデジタルに年いくら払うのが普通か|中央値130万円の読み方

日本政策金融公庫(中小企業事業)取引先の調査で、2024年度にデジタル化へ投じた金額は平均586.5万円・中央値130万円。ただし「払うべき額」ではありません。平均と中央値で結論が反転する理由と、自社の位置を測る手順をまとめました。

「企業の8割」に、自社は入っていますか|総務省の企業調査は常用雇用者100人以上が対象
2026.08.20

「企業の8割」に自社は入っていますか|統計の調査対象欄を見る30秒

「クラウド利用8割」「テレワーク導入5割」。出典である総務省の調査は、常用雇用者100人以上の企業が対象で、従業者20人の会社は母集団に入っていません。統計を自社の物差しにする前に、調査対象欄を30秒で確かめる手順をまとめました。