何にお金を使えば会社が良くなるのか分からない。過去の投資が無駄だった気がする。本音で相談できる相手がいない――経営者のこの悩みに、製造・生産管理・営業と複数の現場を歩いてきた目線で向き合います。これまでの投資も取り組みも、私は次の正しい一手を導く貴重なベースだと考えています。流行りの手法や見栄えではなく、「そのお金は、どの課題をどう動かすために使うのか」を一緒に考える。使う前に立ち止まるための、現場発の判断材料を置く場所です。
記事に書けるのは、判断の型までです。何が効いて、何が動かなかったのか。それを知っているのは御社だけで、そこが次を選ぶ手がかりになります。初回はまず、これまでの経緯を伺うことに徹します。

値上げを言い出せない理由の上位3つは、どれも交渉が始まる前にあります。国の指針は、根拠に使う資料を「最低賃金の上昇率などの公表資料でよい」としています。自社の原価表は作らなくて大丈夫。東海の中小向けに、今日できる4行のメモまで整理しました。

7〜9月に使った分の電気代・都市ガス代は、対象の契約なら国の値引きで低く出ます。予算に使う前に「使用量×国の値引き単価」で足し戻す手順と、前年比は去年の値引きも足し戻す点を解説。出す額は目安で、値引きを受けること自体は何も悪くありません。

取引先への支払いは、締め日ではなく「納品を受け取った日」から数えます。フリーランス法に資本金の基準はなく、義務を負う側・守られる側それぞれに条文の線があります。自社の支払管理表で今日できる数え方を、条文の逐語とあわせて整理しました。

固定費の一覧表を作っても1円も減りません。それは「整頓」であって「整理」ではないから。減るのは「要らない」と決めたときだけで、決めるには判断の基準が要ります。厚生労働省の4Sから借りた区別を、紙とペンで今日から使える形にしました。

紙の手形・小切手の「最終振出期限」は金融機関ごとに違います。全国銀行協会の一覧923件を数えると、2026年9月30日は442件。連携する愛知県内21行のあいだでさえ6か月開いています。自社の期限を無料で調べる手順を解説します。

制作物の契約書に「著作権はすべて譲渡します」とあっても、あとから作り替える権利(著作権法27条・28条)は譲り渡した側に留保されたものと推定されます。文化庁が示す一文を自社の契約書で探す手順を、条文の逐語とあわせてまとめました。

同じ課題に打てる手には4つの段階があります。厚生労働省の安全衛生の指針から型を借りた、私の見立てです。「気をつけます」は上から3番目、「広告を足す」は一番下。ただし下=悪いではなく、順番の話。紙とペンで今日できます。

「集客が弱い」と決める前に、自社の弱点がどこなのかを確かめる手順です。中小機構の経営自己診断システムは登録不要・無料。収益性など5つの面で同じ業種の法人と比べられます(成長性は前期の数字が必要)。前提と限界、今日やる1手まで書きました。

日本政策金融公庫(中小企業事業)取引先の調査で、2024年度にデジタル化へ投じた金額は平均586.5万円・中央値130万円。ただし「払うべき額」ではありません。平均と中央値で結論が反転する理由と、自社の位置を測る手順をまとめました。

「クラウド利用8割」「テレワーク導入5割」。出典である総務省の調査は、常用雇用者100人以上の企業が対象で、従業者20人の会社は母集団に入っていません。統計を自社の物差しにする前に、調査対象欄を30秒で確かめる手順をまとめました。