何にお金を使えば会社が良くなるのか分からない。過去の投資が無駄だった気がする。本音で相談できる相手がいない――経営者のこの悩みに、製造・生産管理・営業と複数の現場を歩いてきた目線で向き合います。これまでの投資も取り組みも、私は次の正しい一手を導く貴重なベースだと考えています。流行りの手法や見栄えではなく、「そのお金は、どの課題をどう動かすために使うのか」を一緒に考える。使う前に立ち止まるための、現場発の判断材料を置く場所です。
記事に書けるのは、判断の型までです。何が効いて、何が動かなかったのか。それを知っているのは御社だけで、そこが次を選ぶ手がかりになります。初回はまず、これまでの経緯を伺うことに徹します。

売上を去年の同じ月と比べて「下がった」と決める前に、2つの月の開けていた日の数をそろえ、前年比の差を「日数の分」と「日数以外の分」の2つの金額に分けます。締め日や自社のカレンダーでの数え方も書きました。日数のせいと決める話ではありません。

社長が自分の時間を数えようとして止まる「どのくらい細かく書くか」「同じ時間に2つのことをしたら」に、国の調査の記入のしかたから3つだけ借りて答えます。国の調査票とは別の15分の升目で、仕事の時間帯を1日分数えます。円には直しません。

値上げや料金改定のお知らせで変わるのは、単価だけとは限りません。お知らせ1通と改定前の請求書1枚で、1品目の中身・条件・新しく増える請求も前と後で写し、自社の注文や見積に響く所に印を付けます。相手の値上げが正しいかどうかは決めません。

「川から遠いから大丈夫」の前に。まちの雨が下水道などからあふれる想定(内水)は洪水とは別の地図です。2026年10月9日時点、国の内水の掲載一覧に名古屋市の行は無く、市は区ごとに内水の地図を公開。住所を2枚の地図で見て4行に書く手順。

所得税や住民税を半年分まとめて納めている会社では、給料から預かった住民税は12月10日、給料・賞与から預かった所得税は翌年1月20日まで口座にあります。今日までの額を残高の横に1行書き、年末の使い道は預かり分を引いた数字から考え始めます。

セキュリティの機器やサービスを契約する前に、IPAの「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」の25問で、自社のどこが手薄かを数えます。点数の付け方、わからない問いの読み方、バックアップを戻せるかの確かめ方まで。

請求書の上で差し引いた値引き・返品・リベートは、支出の欄には出てきません。直近3か月の請求書の控えから、代金そのものが後で減った行を拾って合計を1行書き、理由に丸を付けると、次に見る場所が分かります。値引きの是非ではなく、合計の話です。

10月13日でOffice 2021のサポートは終了。アプリは動き続ける可能性がある一方、セキュリティ上のリスクにさらされうるとMicrosoftは書いています。全台買い替えでも放置でもなく、先にパソコンの台数と使い方を紙に3列で数えます。

10月1日からゆうパックの基本運賃が変わります。平均の改定率は約10%で、サイズやお届け先で異なります。「送料込み」の見積は、何もしなければ黙って値下げしたのと同じに。届け先の地域を数え、今と10月からの運賃を並べて1行書く手順です。

動かしていない社用車は、登録や申告を直すまで税金が出ていきます。普通車は抹消登録の翌月分から月割で戻り、軽自動車には月割がなく今年度分は戻りませんが、申告すれば次の年度から止まります。潰さずに止める道は、普通車にも軽自動車にもあります。