採用ページ・会社概要・求人・名刺の認定マークは「今年度も使えるか」で見る。健康経営優良法人のロゴの使用期間をFAQと規約の言葉のまま引き、一覧と年の両方で○×を付ける手順と、愛知の一覧を突き合わせた数を限界とあわせて書きました。
採用ページや会社概要に、認定マーク(国などの制度で認定を受けたことを示すロゴ)を載せている会社の方へ。
結論から書きます。認定マークは、「取ったかどうか」ではなく「今年度も使えるかどうか」で見てください。たとえば健康経営優良法人のロゴについて、発行元のFAQ(よくある質問)は、使える期間をこう書いています。
Q ロゴマークの使用期間はいつまでですか?
A 認定期間は認定時に付与されたロゴマークに記載されている西暦の年度に限ります。
例)「健康経営優良法人2050」のロゴマーク使用期限:2050 年度末(2051 年3 月31 日)
この例をそのまま当てはめると(ここは私の当てはめです)、「2025」と書かれたロゴの使用期限は2026年3月31日で、今日(2026年9月25日)の時点では過ぎています。採用ページのロゴは、一度貼ると見直されないまま残りやすいものです(私の見立てです)。
今日やることは1つです。自社の採用ページ・会社概要・求人の原稿・名刺など(スマホで可)に載っているマークを、全部書き出してください。書くのは〔マークの名前〕〔載せている場所〕〔マークに書かれた年(西暦)〕です。そのうえで1つずつ、発行元が公開している認定の一覧を開き、今年度の一覧に自社名があり、しかもマークの年も今年度なら○、そうでなければ×を付けます。健康経営優良法人なら、今日(2026年9月25日)見る一覧は「健康経営優良法人2026」で、今年度のマークは「2026」と書かれたものです(一覧の探し方は後半に書きます)。名刺については、健康経営優良法人のFAQに、印刷済みのものは無くなるまで使えるという別の扱いがあります(ただし書きごと後半で引きます)。
書き出したマークの全部に○か×(一覧が見つからなければ「不明」)が付いたら、今日の分は終わりです。×や「不明」のマークは、発行元の規約やFAQで、使える期間を確かめる行です。そのマークを使い続けてよいかどうかを、私は判定しません。迷うときは、発行元にお尋ねください。
1つめ。期限の決まり方を今日確かめたのは、健康経営優良法人の1つに限られます。ほかのマークに期限があるかどうか、あるならどう決まるかは、マークごとに発行元の決まりで確かめてください。「認定マークにはどれも期限がある」とは、私は書きません。
2つめ。愛知の数字を1つ置きます。健康経営優良法人の場合、2025年の中小規模法人部門の一覧に載っていた愛知の2,145法人のうち、309法人は、2026年の中小規模法人部門の一覧に同じ法人番号が見当たりませんでした(当社が一覧のExcelを突き合わせて数えたもの)。大規模法人部門へ移った会社、合併・解散・法人番号や名称の変更、一覧の更新時点の差などを区別できないため、「認定を更新しなかった会社の数」ではありません。ここから言えるのは、去年の一覧と今年の一覧は同じ中身ではない、ということまでです。だから、自社が今年の一覧に載っているかは、自社名で一覧を引いて確かめてください。
全部に○が付いた方へ。次の年度の一覧が出たときに、一覧で自社名を引いてロゴを差し替えるか外すかを決める担当者の名前と、確かめる月を、今日のうちに1行決めておいてください(私の見立てです)。
ここからは、健康経営優良法人のロゴについて、発行元(経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課)のFAQと使用規約を、言葉のまま引きます。まず、ロゴをどこに使えるかです。
Q ロゴマークはどのように使用できるのでしょうか?
A ロゴマークは、従業員、求職者、取引先企業等のステークホルダーに対し企業情報を紹介する目的に限り、認定法人の企業・法人の広報活動(例えば、求人広告や自社の採用ホームページへの掲載等)に広くご使用いただけます。ただし、認定法人が提供するサービスや製造・販売する製品の品質を保証しているように見える掲載など、消費者や取引先に誤認を与える使用は認められません。
「ステークホルダー」は、会社に関わる人たち(従業員・求職者・取引先など)のことです。採用ページは、FAQが使い方の例として名指ししている場所です。だからこそ、今日の書き出しは採用ページから始めています。
次に、名刺の扱いです。冒頭で引いた「使用期間」の問いの、すぐ次に置かれています。
Q 使用期限を迎えたロゴマークを印字した名刺を使用してもよいでしょうか?
A 既に印刷済みの名刺については無くなるまで使用することが可能です。ただし、使用期限前に大量に印刷し保管する等の行為は行わないでください。
名刺には「無くなるまで」という別の扱いがあり、そのうえで「ただし」が付いています。FAQには、ほかに次の2つの問いもあります。
Q ロゴマークの更新申請はできますか?
A ロゴマークの更新はできません。毎年認定を受けていただく必要があります。
Q 年度の記載のないロゴマークはありますか?
A 年度の記載のないロゴマークは使用できません。年度の削除などの改変も一切不可となります。
ロゴに書かれた年を消して使い回すことはできない、ということです。続いて、使用規約(令和7年4月30日の版)から、「3.ロゴマークの使用」の(4)と、「4.ロゴマークの使用期限」の2つの定めを引きます。どちらも、使う場所(紙かWebか)を分けずに書かれています。
(4)認定法人は、「健康経営優良法人」の認定有効期間の満了、認定の取消等により、「健康経営優良法人」としての地位を喪失した場合は、その事実が発生した日以降、ロゴマークを使用することができません。
4.ロゴマークの使用期限
認定法人によるロゴマークの使用は、認定時に付与されたロゴマークに記載されている西暦の年度に限ります。
冒頭の当てはめ(「2025」と書かれたロゴは2026年3月31日まで)は、制度のポータルサイトの表示とも合っています。健康経営優良法人認定制度のポータルサイト(制度の情報をまとめた入口のサイト)「ACTION!健康経営(日本経済新聞社)」にある「過去の認定企業一覧」のページは、「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」の一覧のすぐ下に、「認定期間:2025年3月10日~2026年3月31日」と書いています(大規模法人部門も同じ期間の表示です)。
今日読んだFAQと規約の中で、認定を受けた会社が使用期限を迎えたあとも使えると書かれていたのは、印刷済みの名刺の1か所でした。採用ページや会社概要のロゴの扱いは、上で引いた規約の2つの定め(3の(4)と4)に沿って決めてください。御社の掲載がそれに沿っているかどうかを、私は判定しません。迷うときは、発行元にお尋ねください。
一覧は、同じポータルサイト「ACTION!健康経営(日本経済新聞社)」の「認定法人一覧」のページにあります(トップページから進めます。トップページのアドレスは記事末の出典欄に載せました)。大規模法人部門と中小規模法人部門で、Excelのファイルが分かれています。ページには、どちらも「(2026年5月12日現在)」と書かれています(2026年9月25日時点の表示)。
冒頭の309法人は、発行元の統計ではなく、当社が数えたものです。方法と限界を書いておきます。
なお、2026年の中小規模法人部門の一覧に載っている愛知の法人は2,385で、一覧そのものが小さくなったわけではありません(2026年の一覧の都道府県の欄で数えたもの。「都道府県別認定数」のシートの数とも一致)。309という数は、「減った」ことではなく、去年の一覧と今年の一覧は同じ中身ではない、ということを示すものとして読んでください。
ハローワークインターネットサービスの「求人情報検索のしかた(簡単な検索方法)」には、検索の項目の1つとして、こう書かれています。
働きやすい職場づくり等の取り組みを実施する企業(事業所)として国が認定している場合に表示できるマークを選択して検索することができます。
どのマークがこの検索の対象になるのか、求人票にマークがどう表示されるのかは、この記事では扱いません。お伝えしたいのは、求職者の側にもマークを手がかりに探す入口がある、という1点です。
期限を過ぎたロゴが載ったままになっているのは、悪意からではなく、貼ったあとに見直す段取りが無いことから起きる、と私は見ています。ロゴを貼った人と、認定の申請をした人が別の人だと、なおさらです。ですから、誰かを責めるより先に、段取りを1つ置くことをお勧めします。
今日の書き出しは、次のような3列の表にしておくと、来年もそのまま使えます。
| マークの名前と、載せている場所 | マークに書かれた年 | ○か×(一覧に自社名があり、年も今年度なら○)と、確かめた日 |
|---|---|---|
| (例)健康経営優良法人/採用ページ・会社概要・名刺 | (例)2025 | (例)×(2026年の一覧に自社名はあるが、ロゴは2025のまま)/2026年9月25日 |
表の下に、担当者の名前と、次に確かめる月を1行書き足してください。「総務」ではなく、名前で書くのが要点です。健康経営優良法人なら、2026年の一覧のExcelには「令和8年3月9日公表」と書かれています。確かめる月を決めるときの目安になります。求人をどこに載せているかを1枚に棚卸しする考え方は、出した求人は、今どこに載っているか|掲載経路を1枚で棚卸しするにも書きました。担当者を名前で書く、確かめた日を書く、という点は、認定マークの見直しにもそのまま使えます。
私は採用そのものを代行しません。認定の申請や、その書類づくりにも関わりません。期限を迎えたロゴをどう扱うかの判定もしません。それは、発行元にお尋ねいただく領域です。
今日の書き出しと○×、担当者と確かめる月を決めるところまでは、社長ご自身で完結します。費用もかかりません。私に依頼していただく必要はありません。
私が有償のご支援としてお引き受けしているのは、自社サイトの運用の中で、御社が決めた内容に沿って、採用ページや会社概要の掲載を更新していく、その部分です。ここは有償のご支援になります。無料でお受けしているのは、次にご案内する初回面談(90分程度)までです。
無料相談はこちらのお問い合わせフォームからお知らせください。初回面談(90分程度)で伺うのは、現状とお困りごとです。そのうえで、新たな投資が不要と判断すれば、その旨を誠実にお伝えします。実際に手を動かす部分をご依頼いただく場合は、有償のご支援としてお引き受けします(たとえば、自社サイトの運用の中で、御社が決めた内容に沿って、採用ページや会社概要の掲載を更新していく作業。求人票・募集要項や募集の投稿文など、募集に載せる文章そのものの作成と、募集を代わりに出すことは含みません)。
※本文の囲みの引用は、上記の各資料からその言葉のまま引いています。「2050 年度末(2051 年3 月31 日)」の数字のあとの空き、「令和7年4月30日」「(4)」「4.」の全角数字も原文どおりです。
※「2025」のロゴの使用期限を2026年3月31日とした箇所は、FAQの「2050」の例を私が当てはめたものです(後段のとおり、制度のポータルサイトの認定期間の表示とも合っています)。愛知の2,145法人・309法人は当社が一覧のExcelを突き合わせて数えたもの、2,385法人は当社が一覧のExcelから数えたもので、いずれも発行元の統計ではありません。
※本記事は、健康経営優良法人以外の認定マークの期限について述べるものではありません。また、御社のロゴの使い方が規約に沿っているかどうかを判定・保証するものではありません。規約・期限の個別の判断は、それぞれの発行元にお尋ねください。
※ACTION!健康経営(日本経済新聞社)の文書・ページには、同サイトのリンクの決まりに沿って、トップページへのリンクだけを置いています。
※2026年9月25日時点の一覧・FAQに基づきます。最新は発行元の公式サイトでご確認ください。